何年かぶりかで、SF小説を読んでいます
はむすた母です
SF小説はあまりに知らない方でも
『2001年宇宙の旅』の
原作者と言えば「そうなんだ~」と思いますよね
『2001年宇宙の旅』は、ご覧になったことはありますか?
未来のことを描いたのか、それとも過去のことを描いたのか
分かるような、分からないような
難解な作品のようでいて
でも、「大好き」という方も多い作品です
図書館で見つけた、『太陽系最後の日』は
アーサー・C・クラークの短編小説がたくさん詰まった1冊の本です
太陽系最後の日 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1) (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: アーサー・C・クラーク,中村融,岩郷重力+T.K,浅倉久志・他
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/05/30
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 31回
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私ね、SF小説大好きなんですけど
ほんの少し読むと眠っちゃうんです
数ページごとに
時間にして30秒ぐらいかなぁ
落っこちるように眠ってしまうんです
「眠りが知識を整理する」とかいう話ありますけど
そんな感じなんでしょうかねぇ
私の脳みそのつながりがよくないので、
きっといろいろ、時間がかかるんだと思います
SFの世界ってお話ごとに、世界観を頭の中に組み立てるのに
とにかく時間がかかるんです
1度理解してしまえば、その世界の中でずっと遊んでいられるのですが
初めて読んだ時は本当に進みません
ネタばれアリ
たとえばね
『太陽系最後の日』
ある惑星が、あと7時間ほどで爆発しそうになっていて
近くにいた調査船が、
助けられる文明があるならわずかでも救出しようと駆けつけてきて
見つけた文明が、どうにもバランスにかける文明で
どこを見てももぬけの殻で
やっと見つけた脱出してきたらしい宇宙船団に
何とも言えない不気味さを感じて・・・・・
「20年後、笑い事ではすまされなかった」
こんな風に頭の中で組み立てられると、
一人遊びが始まるんです
爆発する星の人たちが、脱出するまでのドタバタとか
自分の星を離れていく心持とか
助けに来た調査船の乗組員の、調査書を頭の中で作ってみるとか
笑いごとでない20年の流れの中に、知っている歴史上の人物を登場させてみるとか
一通り頭の中で遊んだ後に、もう一度本を読むと
今度は寝落ちせずに、一気に読めて
また遊べるネタをいくつか拾ってこられるんです
現代小説よりも、世界観や社会性から作っていかなければならないので
自分の成長とともに遊ぶ場所も変わっていって
長く楽しませてくれのもSF小説ならではの感じがします
このところ、現実にあおられていたので
現実逃避するには最高の舞台を提供してもらいました
そんなわけで、しばらく
頭の中はよその世界で遊んできま~す♪