夏のお話を探して
題名のよさそうなものを見つけました
これを読んだら、楽しくお台所に立てるかな?
涼み菓子―料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-13 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)
- 作者: 和田はつ子
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2011/06/15
- メディア: 文庫
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[ ネタばれアリ ]
涼しいお茶の入れ方から、お話は始まります
冷茶の入れ方
江戸物のお話なので、緑茶です
- 井戸水を一度沸かして、しっかり冷ます
- しっかり冷めたところに茶葉を入れて、冷やしながら抽出する
一度沸かした水を使うことで、雑味のない味が出ます
ゆっくりと抽出するので、渋みがなく、うまみ、甘味の濃いお茶になります
このお話の中では、お湯で作る冷茶は「渋みがあるので3級品」です
2番目が、水で作る冷茶
1番は、献上された雪で、本当にゆっくりと抽出したお茶だそうです
冷やしながら入れた冷茶は、1級品に近いお茶?として登場しています
うちで、まだ子供たちが生まれる前に、
水だしの緑茶を作ったことがあります
私は少し渋みがあるお茶の方が好きなので、
甘味の強い水出しの緑茶はそれきりになりました
すっきりしたものがいいなら「棒茶」の方がおいしく思いました
うちの「おとうさん」は、水出しの紅茶が好きです
冷蔵庫で一昼夜かけて作るとご機嫌です
その「おとうさん」、水に弱いので
うちではいつも一度沸かした湯冷ましを用意してあります
子供たちが育つ頃、人数がいるので冷茶を作るのも熱いお湯でつくっていました
お友達が来た時に麦茶を出したら
「おばあちゃんちの麦茶の味だ!」
と言われました
聞くと、水出しの麦茶を普段飲んでいるそうです
「麦茶」で検索してみると、ペットボトルか水出し麦茶ばかりでびっくりしました
「煮だし用麦茶」と入れても、冷水用が出てきます
我が家の愛用品はこちらです
カルディで手に入ります
すいかを使った夏のお菓子
すいかはそれだけで涼をよぶので、
お話の登場人物たちもお菓子にするには苦労しています
今でもそうですよね
いろんなすいか味のお菓子は出ていますけれど、
「普通にすいかを食べた方がおいしいなぁ」
と、思ってしまうことがしばしばです
ああ、「はむすた」的には
お茶請け用のすいかの種はそこそこおいしくいただきます
あの種、食べてるすいかよりものすごく種が大きいけれど、
どんなすいかなんでしょうね
ちなみにひまわりの種も好きです
お話の中では
「すいか風味の黒蜜」で、白玉をいただきます
このお話では、すいかの風味を消さないように
黒糖も厳選しています
確かに黒糖って、商品によってかなり味が違いますよね
私の母は、かなり濃い黒糖が好きで
時々かじっています
でも、これだとすいかの味は消えそうですね
私なら黒糖より、てんさい糖を使うかな
なつの海老
江戸前のエビですから、大きなものではなくて桜エビです
それをかき揚げにします
このあたりから、お話の中のお台所が
こまったことに暑くなってきました
おいしそうなんですけどね
夏に旬を迎えて、たたくと海老と似た味を出すものに
「シャクナギ(シャコ)」があるとお話は展開していきます
改めて、「シャコを料理したこと、ないなぁ」と思いました
今時分が旬なんですね
それすら知らなかったです
「おつくり、塩ゆで、天ぷら、握り」
と、シャコ尽くしが登場しますが
塩ゆでくらいしか思い浮かばないです
よく考えたらお値段も思い浮かばない・・・
鮮度が命で、臭みが出やすいそうなので
今度、鮮魚コーナーを見張っていようと思います
あ、缶つま
これならいつでも手間なく食べられそうだな
変わり寿司
ごぼうの梅風味甘辛煮
レンコンとアオサの揚げ牡蠣風
ナスのこぶ締め
変わり寿司の種が、趣向を凝らしていて
つまんで見たくなります
ナスのお漬物が乗ったお寿司は、回転ずしで見かけますけど
ほかのものはないですね
暑いのに、やっぱり揚げ物を作るのことになるのかなぁ
本を読んだのは私だけなので、家族にがっかりされることはないと思いますが
今日のところは「ごぼうと豚肉の甘辛煮」でお茶を濁そうと思います
ホント、夏の台所、つらいなぁ・・・
材料
ごぼう 1本
しめじ 1パック
豚こま 300g
ごま油
塩
みりん
醤油
はちみつ
1 ごぼうは、ななめ切りして水にさらす
2 ごぼうと豚こまをフライパンに入れて、軽く塩して、ごま油で炒める
3 豚こまに火が通ったら、ほぐしたしめじを入れて炒める
4 しめじがしんなりしてきたら、みりんを入れてアルコール分を飛ばす
5 醤油をフライパンのふちからまわし入れる
6 火をとめて、味をみる
お好みで、はちみつで味を整えて、出来上がり