もうずいぶん前になりますけれど、
ある日車の中で19歳娘が
「この人、すっごいんだよ」
と、スマホの画面を見せてくれたのが
まらしぃさんの弾く『千本桜』
でした。
はまりました。
かっこいいんだもの。
黒うさPさんの『千本桜』は今世紀の日本音楽界の宝だと
大げさでなく私は思っています。
ボカロで発表されたのも、
才能ある人たちが上手に使えたのが良かったですよね。
ピアノで『千本桜』を弾く方は、
多かれ少なかれ、まらしぃさんの影響を受けていますね。
ピアノバージョンに関しては、
まらしぃさんの『千本桜』が決定版いうことでしょうか。
まらしぃさんから、
H ZETTN M さん
事務員Gさん
と、どんどんお気に入りのピアニストが増えました。
まらしぃさんがオリジナルピアノ譜を出した時、
耳コピしきれていなかった私は、すごくうれしかったのです。
同時に頭を抱えた、というか、左手を抱えました。
予想道理の、腱鞘炎です。
それと、背中の痛み。
パワー不足ですね。
実は最近、また、やっちゃいました。
自分がピアノを教えていて、
大人の方に、まずお話しするのが
「ピアノは怪我をします。練習のしすぎにはくれぐれも注意してください。」
と、いうことです。
特に子供時代にピアノを弾いていた方が、
練習を再開される時が危険です。
小学生ぐらいから始める分には、子供の集中力の事情もあって
まずけがをすることはありません。
中学生以上が危ないのです。
集中力があって、ついつい頑張ってしまうと
「テニス肘」や「野球肘」
を、発症します。
お医者様も勘違いされるのですが、
「ピアノの鍵盤を強く弾いて、大きな音を出したから」
は、あまり原因にはなりません。
むしろ、
「小さな音を出すために、指先までしっかりと力を込めたから」
の方が、怪我の原因になるのです。
試しに手を大きく開いて、指先に力を込めて
大きなボールをつかむ感じにしてみましょう。
肘までの筋肉と筋に、がっつり力がこもりますよね。
これが長時間続くと腱鞘炎になるわけです。
この状態でボディから腕を、ばらばらに動かしながら離します。
均等に離れるなんて、そんな音楽、ありません。
左右の腕の動きが崩れることで、片側の背中に力がこもります。
左に大きく離れれば左側に、右に離れれば右側に負担がかかるのです。
私が最初に背中をやられたのは、
中学生の時にショパンの練習で左側でした。
今回もまらしぃさんの、かっこいい、一番真似したい左手の動きで
左側の背中をやられてしまったわけです。
全体的に背筋や腹筋も、弱くなったのを感じます。
背筋を伸ばして、足に力を入れて長時間座っているのがつらいです。
普段の生活で、こんな座り方はしませんから、
ピアノをチャレンジしようと考えている方は
ストレッチと筋トレを練習時間に加えてください。
ピアノって結構、全身運動なんですよ。
大人になってしまってからの腱鞘炎は3度目かなあ。
今回は治るまでに半年くらいはかかりそうです。
治ったら、10分から時間を決めてピアノに向かうことにします。
徐々に力をつけないと、またやっちゃいますから。
まらしぃさんのピアノ譜はもう一冊出版されています。
ピアノソロ まらしぃ Anison Piano2 ~marasy animation songs cover on piano~
- 作者: まらしぃ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
- 発売日: 2016/09/19
- メディア: 楽譜
- この商品を含むブログを見る
今回のBGMはYouTubeからの
まらしぃさんの演奏でした。