こんにちは
「はむすた母」と申します
今年、我が家の庭の野菜は生育がかなりゆっくりです
普段の年なら連休明けにはできる作業が、5月半ばになりました
そして、その5月半ば
まるで梅雨のような雨の多い日が続いています
培養土の袋に植えたミニトマトは
やっと一番花を咲かせました
こちらが5月18日の写真です
ベランダに見立てて壁の面にセットしてみました
風で倒れないように、窓のさんに支柱を縛り付けてあります
葉がよく繁って、茎も太くなりました
何本か「わき芽」も出てきています
「わき芽」というのは
茎と葉の間から出てくる新しい茎のことです
職業でトマトを育てている方は「わき芽」を全て取って、中心の茎だけを育てます
多くの本数の苗を育てる場合、管理がしやすいからだと思います
家庭菜園の場合は背を高くする必要も特にありませんし
じゃまにならない程度なら、横に広がってもあまり問題ありません
なので、私はわき芽を積極的に育てて、
利用することをおすすめします
5月中旬の今回の作業
用意するもの
ハサミ
(雑菌を防ぐため、植物専用のものを用意した方がいいようです
使用後はよく洗って、乾かしてください)
支柱 (数本)
ひも
培養土 (置き場が許せば、複数個)
一番花が咲いています
花が咲くのはうれしいものです
でも残念ですが、この花は取り去ります
理由は「苗を大きく育てるため」です
植物の習性として考えると、
花は種子を作るためのものですよね
小さな苗にとって種子を作るエネルギーは、かなりの負担になります
種子を作るために、苗の生育を後回しにしてしまうほどの負担です
夏じゅうミニトマトを収穫したい私としては、
まずは苗に大きく育って力をたくわえて欲しいのです
そのため、もう少し苗が大きくなるまで花はあきらめることにします
いつもの年なら5月半ばくらいまで、花を取ってしまうのですが
今年は生育がよくないので5月末ごろまでにしようかと考えています
花はハサミか手で、取ってしまいます
花をとったところ、Yの形に茎が育っています
土の面からある程度の高さがあって、
太さもある元気な茎です
この茎は、今後、大事に育てることにします
人の行動のじゃまにならないように、Yの形を壁の面に合わせて平行に袋をセットして
支柱をもう一本立てて固定しましょう
支柱をたてたら茎をひもで「ゆるめに」しばっておきます
茎はこれからどんどん太く育つので、
あえて「ゆるめに」しばってください
さて次は
Yの形より下に育っている「わき芽」を、観察してください
いくつかある中から、長めにしっかり育ったものをハサミで切り取ります
切り取った「わき芽」は「指し芽」にして、新しく苗に育てていきます
左が切り取った「わき芽」です
トマトは茎の部分から根が生えてくる特長があるので、なるべく長く茎を利用します
そのため葉は、先の部分を残して切り取ります
新しく用意した培養土の袋に、しっかりと挿し込み
たっぷりと水やりをしてください
しばらくの間、土を乾かさないように注意しましょう
こうして指し芽したものは、水揚げが上手くいけば育ちます
水揚げが上手くいかないこともよくあるので、わき芽を育てて次々とチャレンジしてください
水揚げが上手くいったかどうかは
作業の翌朝、指し芽がしっかりとしているかどうかでわかります
指し芽した翌日の写真です
茎が弱ってくったりしています
失敗かな?
もう一日、たっぷり水をやって様子を見ます
明日、ダメそうなら
他の茎で再挑戦します
雨の多い時期は、指し芽のチャンスです
今回のように培養土の袋を使う場合だけでなく、
庭で直接土に指し芽する場合にも同じです
土が乾かないことが指し芽の成功の鍵になるので
梅雨時までを狙って指し芽に挑戦してください
次回は、雨による不調の対策をお話ししたいと思います