山登りなんて
子供の頃から縁のなかったので
多分これが始めての登山だと思います
今日は朝から 細かい雨が降ってまして
どうしたものかなーと 思っていたのですが
天気予報は「お昼に向かって晴れてくる」というので
出かけてみることにしました
お茶やおにぎりは 準備してきたんですが
なんだかあったかいものが飲みたくて
早々にコンビニで 甘いミルクコーヒーを 調達しました
甘い飲み物は普段は飲まないので 買ってみるのもとても珍しいんですが
結果的にはこれが良かったみたいです
我が家から筑波山の市営駐車場まで
90分くらいかなーと思っていたのですが
通勤時間帯でもあったので 2時間弱かかってしまいました
市営駐車場は1日利用して500円という設定です
戻ってきた時疲れていたら、 車の中でお昼寝してしまおうと思っていたのでここを選びました
近隣のお店やホテルなどでは、もう少しお安い価格で駐車させてくれるところもあります
平日、短時間ならばそちらの方が便利かもしれません
今回私は筑波山神社からスタートする
御幸ヶ原を目指すコースを歩きます
ガイドブックによると歩行距離は2.5 km
標高差は651 M だそうです
90分ぐらいのコースだそうです
なぜ筑波山を選んだのかと言いますと
ケーブルカーやロープウェイで上り下りができるからです
本来、山登りは自分の足で登って、自分の足で降りてこなければなりませんが
筑波山は登りさえすれば、 帰ってくるのは文明の力で なんとかなるというのが気持ちの上で ハードルを下げてくれたのです
これも結果から言うと大正解でした
登り始めて5分もしたでしょうか
すぐに息があがってきて
ケーブルカーにまだ変更できるよと
案内板があった時が一番心が揺れました
始めの5分で
「こんなとこ歩いたことないよ」
っていう道だったんです
このお山の道は木の根がすごいんです
それもツルツルになっているので滑りやすいし
根と根の間の土がえぐり取られて、根が盛りあがっているので足を取られるんです
私は知識として筑波山が筑波石の産地だと聞いていたので
「岩が多いんだろうな」とは思っていたのですが
「岩も多いけれど、それ以上に樹木の根が多い山」
というのが今回の印象でした
キバナアキギリ(左)
シロヨメナ(右)
この写真では分かりにくいのですが
左側のキバナアキギリはミルクっぽい黄色の可愛い色をしていました
丸太を使って階段を作ってくれてあるんですが
登りにくいので階段の脇に通路ができています
場所によってはこちらの方が歩きやすいのですが
足元をしっかり見ていないと落ちそうな場所もあります
8月の終わりだったか9月だったかに筑波山でも要救助者があったので、
とにかく怪我をしないように気を付けて登ろうと思いました
登り始めてからは高い木に遮られていたので
直接雨に当たることもなく
あまり気がついていなかったのですが
山は雲の中にあったようです
ベンチがじっとりしていて 荷物を置くのも躊躇しました
ピクニックシートまではいらないけれど
ちょっと物を置く座布団ぐらいの大きさのシートがあったら良かったなと思いました
甘いミルクコーヒーを二口三口飲んで
また歩きます
この後も30分に一度くらい
少しずつ甘いミルクコーヒーを飲みました
口の渇きとも癒されて、エネルギー補給になりました
大きな木の根と大きな岩とで、どこに足を置けばいいのか悩みながら歩きました
ストックを持っている方にも何人かお会いしましたが
ストックってあった方が便利でしょうか
場所によっては、手をついて上がるようなところもあったので
滑り止めの付いた手袋も持っていた方がいいのかなと思いました
鳥の声は少し聞こえた気がしたのですが
姿まで追う余裕はありませんでした
足元ばかり見ているので、どんぐりを見つけることはできました
下ばかり見ているので、首が痛くなるのが早かったです
今日の私の持っていたリュックサックには
・ペットボトル2本と おにぎりがふたつ
・チョコレートと飴玉
・雨合羽の上下と帽子、予備の靴下
・怪我をした時用の 救急セット
・携帯と充電器
・身分証を入れた小さめのお財布
・タオルハンカチが2枚
・ウエットティッシュ
を、入れています
家を出る前に測ったら全部で4 kg くらい の荷物を背負いました
今日このコースを歩いていた方々は
ナップサックに少量の荷物の方が多いように感じました
ウエストポーチ一つの方もおられました
荷物の量を、もっと減らした方がいいのかな
悩むところです
ケーブルカーがすれ違うところを見ることができました
私が見たところから1~2分上がったところが
中ノ茶屋があった場所のようで
視界が広がっていてケーブルカーのすれ違う様子をよく見ることができます
ここまで来ると御幸ヶ原コースは大体半分ぐらいのようです
ノハラアザミが咲いていました
淡い紫が綺麗です
この辺りから水音を 耳にするようになりました
男女川(みなのがわ)です
まだ青いどんぐりがついています
上を向いて写真を撮ると、空気が雲っているように感じました
花と枝と葉が
真、副、体の形にしっかりとなっていて
水盤を持ってきたら、このままお正花になりそうだと思いました
華道を学んだのはもうだいぶ前の事ですが
「自然から学びましょう」
と言っておられた先生の姿がよぎりました
山道を水の流れが横切っています
男女川の水源が近いようです
う~ん
これは植物の名前がわかりません
携帯に植物の名前がわかるアプリを入れようかなと悩みます
アプリといえば
コンパスのアプリや
山の名前がわかるアプリもあるんですよね
いろいろ入れてみた方がいいかな
反省を込めて記録します
実はこの場所で滑って尻餅をつきました
階段状になった岩を2~3段落ちたと思います
幸い痛みもその場だけで、どこかを握った感じもなかったので今回は助かりましたが
直線から靴底が滑りやすくなっていることを感じていたので
土を落とすように 対処すべきだったと反省しています
今回履いていた靴はハイカットで
ハイキング程度なら対処できるというタイプの靴だったのですが
今後、トレーニングを兼ねて
何度か筑波山を訪れたいと考えているので
靴を新調しようと思いました
すごく細い階段に入りました
私の足は24 CM なのですが、 まっすぐ歩こうとすると踵の部分は階段から落ちてしまいます
しかも丸太が滑るし、間の土がくぼんでいます
階段を作ってくれた山の先達には感謝しかありませんが
正直ものすごく登りにくいです
降りてくる方も滑る丸太を避けて
かかとを窪んだ土の部分に入れる感じになるので、とても降りにくそうでした
カニ歩きが正解なのかな
「降りるのって、怖いです」
「もう少しで上に着くから頑張ってくださいね」
私、かなりしんどい顔をしていたみたいで
何人もの方に声をかけていただきました
ミズヒキ
盆栽になっているものを見たことがあったのですが
自生しているものは初めて見ました
これは可愛らしいですね
蓼ですね
色が可愛くて大好きです
シロヨメナは
ちょこちょこ見かけて写真におさめましたが
ここが一番咲いています
他より花もちょっと大きいかな
もしかしたら別のものなのかもしれません
ケーブルカーの駅の 放送が聞こえてきました
これで下に降りられる目処がつきました
時計見たらスタートから120分たっていました
水分を少しとる以上の休憩は取らずに来たのですが
だいぶゆっくり歩いたみたいです
無事に着いたんだから良しとしましょう
なんにしても、もう足が上がりません
今日のところはここまでです
こちら男体山方面です
霧がかかって全然見えません
ガイドブックによると15分ぐらいで登れるようですが
今日はやめておきます
こちらは女体山方面です
やはり見えません
こちらも15分前後のようですが
今回はやめておきます
なんだかすごく高い山の上まで
来たような感じに見えませんか
よく見えているよりも非日常感があって
不思議な気がします
次回また来た時のために
あちこちの方向から写真をとっておきます
次に来た時は遠くまで見渡せるかな
ケーブルカーの片道切符を購入します
590円です
各時、00分、20分、40分
が、出発時刻です
せっかくここまで来たので
自分へのお土産を一つ買いました
時間的にはお昼時なんですが
お腹が空かないなーと思いました
ケーブルカーの出発まで少し時間があったので
ひとつおにぎりを食べることにしました
食べ始めたら不思議とお腹がすいてきました
登りきったところで 甘いミルクコーヒーは飲みきりました
そのおかげで空腹感が紛れていたのかもしれません
もう一本持ってきていたペットボトルのお茶を飲みました
ケーブルカーの改札が始まりました
出発5分前です
私が2時間かけて登ってきたところを
ケーブルカーは8分で昇り降りするそうです
この傾斜を乗り降りするんだから
すごいもんだなあと思います
コロナ対策で窓を開けて走っていたので
冷たい風が車内に吹き込んでいました
それまで体が暑かったので気が付いていなかったのですが
着ているものがじっとり濡れていました
上に着ていたものを雨合羽に着替えます
窓から登ってきた道が見えました
登る途中でケーブルカーの線路が逆サイドに変わったのを不思議に思っていました
ケーブルカーにはトンネルがあって
そこで交差したようです
宮脇駅へ降りてきました
私には登ったルートを歩いて降りられる気がしないので
これからも下りは文明の力を利用させてもらおうと思います
綺麗に紅葉が始まっていました
行きにご挨拶はしましたが
お宮に手を合わせて感謝をお伝えしました
たくさん岩のあるところなのに
ここの岩ではないものに狛犬さんが乗っているように思います
ここまで下りてくるとつくば市内がよく見えていました
上の方に雲がかかっていたっていうことですかね
駐車場に戻る階段が、私には最後の難所になりました
車に戻って濡れた衣類を着替えました
全部の荷物を持ち歩かなくて良いのが
自家用車を使うメリットです
「多少くたびれていても自分で運転して帰れる」
までを 身につけたいと思います
今日のところは思ったよりも体調が良くて
お昼寝をすることもなく
30分ほどの休憩で駐車場を後にしました
無事家に帰ってきて 庭を見ると
乾いたところがあって水やりが必要でした
いつものようにアマガエルさん達が見張ってくれていました
こちらは今回私が自分に買ってきたお土産です
つくばのガマの焼き物です
行く前はお財布に入れる一番小さいサイズを買おうと思って行ったのですが
我が家のあまがえるさん達と同じくらいのサイズのものが可愛くて
ついついこちらにしてしまいました
週末は体が痛くなりそうだなぁと
ストレッチをしています