どんなに忙しくても本屋に寄ってしまう、「はむすた母」です
見つけてきたのはこちら
『宇宙めし!』
身長が規定に足らず、宇宙飛行士は諦めた主人公「久世晴可」さんが
宇宙食で宇宙を目指す話です
はむすた母の宇宙食体験
書店で迷いなく手に取りました!
ごはん物大好き、宇宙大好きの
「はむすた家」には ぴったりの作品ですよ
この記事、書きあげたら読ませてあげるからね~
私「はむすた母」は、アポロ11号の中継を見てる世代です
あの当時、「宇宙食」と言われて
ラムネみたいなタブレットを数種類
食べさせられた経験者です
「こんなもん食べたって、力でないよなぁ」
って、子供心に思いました
今でも、おやつ的なタブレット
博物館に行くと宇宙食コーナーに売ってますよね
しばらくして、
水を注入して飲むプロテイン飲料みたいなものが、
「改良された宇宙食」だって言われた時は
ゲンナリしました
「おなかには貯まるかもしれないけれど、
食事って、そういうんじゃ続かないよ~」
レトルトパックのカレーが宇宙に行ったと聞いた時には
「やったね!
やっとちゃんとした食事になった~」
って、ものすごくうれしかったのを覚えています
ですから、宇宙食にラーメンができたって聞いた時には、
感動でした
ごほうびごはん
この主人公「久世晴可」さんのいいところは
「ごほうびごはん」を作ろうと考えるところです
頑張った日のご飯がご褒美っていうのは、
みんな記憶にあるところですよね
ご褒美ご飯の時は、ダイエットもお休み・・・
生活のメリハリには絶対に必要です
宇宙に行くまでに、宇宙飛行士たちは
ものすごい努力を続けてきているわけで
さらに、
国を挙げたプロジェクトに取り組んで
毎日頑張っているわけですよ
ひと昔前なら、食べ物は2の次、3の次だったかもしれません
今は、滞在期間も比べ物にならないくらい長くなっているし
かなえられるものならば、
生命維持ではない「ごほうびごはん」を作りたい
大好きな「特別のごはん」を持って行かせてあげたい
そんな発想は、
とっても好感が持てました
宇宙食の条件は、どのくらい考慮するべきか
お弁当を作っていると、色々な条件に縛られます
・傷みにくい調理法を選ぶ
・汁気を出さない
・彩りよく
・味付けはメリハリをつけて、濃い目に
・できれば完食するように
などなど、考えながら作ります
宇宙大好き、ただし完全文系の私の知識では
宇宙食の条件って、こんな感じです
・無重量なので、いろいろ飛び散らせてはいけない
・エネルギー大事なので、冷蔵庫はあるけどなるべく常温管理
・温めるときは電子レンジ
・傷まないようになるべくフリーズドライ
・水分は別持ち
・汁物はとろみをつけて、滑らかに
・一食づつパック、でもごみは少なめに持ち帰る
・栄養は大事、カルシウム、タンパク質多めに
・生鮮少量品も、数日分は持って行けるのかな
・匂いの残りそうなものには注意が必要そう・・・
・困った細菌とか、連れてっちゃダメ
な~んてね
ホントのところは、ちょっと違うみたいですけどね
ある部分ではもっと厳しくて、
ある部分ではもっとゆるい感じらしいです
(ちゃんと説明できなくて、ごめんなさい)
50年前に初めて月に人が行った時には
量も今より減らさなきゃいけなかっただろうし、
無重力が人の体に与える影響とか、よくわからなかったし
そもそも長期滞在なんてなかったから
タブレットでよかったのかもしれません
でも今なら
「宇宙で、何を食べたい?」
をスタートに考えることができる
それって、単純にワクワクします
楽しいです
こんな言い方、何ですけど
「栄養でもなんでも、足りないところはタブレットでもいいじゃん!」
って、思えば
今や宇宙食の条件なんて、日々のお弁当並みですよ
・・・な~んて、日々開発に精進している方々を怒らせちゃうかしら?
あ、お弁当に苦労してる方々にも・・・
ごめんなさ~い!!
『宇宙めし!』
発売されたばかりですが、
この本 (1) って、ついてます
続編、期待できますね
しかもJAXS監修です
そのうち、宇宙研に行ったら
この本のメニューを食べられるかも!
いろいろ続きが楽しみです