2月6日は京都にいました。
まずは宿から近い、東寺に向かいます。
電車でそばを通ることは多かったのに、ご縁がなかった東寺です。
五重塔の耐震構造は、驚きとともに知識を学んだ記憶があります。
心柱が見えるように公開されていたので、まじまじと見てみたのですが
専門でない私には「うーん」とうなることしかできません。
「揺れるように作ってあるから倒れない」と言われても、
すごいなぁ、なんでそれを考え付いたんだろうなぁ
って、学んだ時と同じことしか浮かばない・・・
いつか模型でも作ってみたら、わかるようになるのかな。
倒れないことより、五重塔が今までに4回も焼けたことを知って、
「避雷針の考え方の変更と、どちらが切実だったのかな?」
と思いました。
金堂です。
火災の心配が大きいのか、赤いバケツが重ねてあるのが目につきました。
「重ねるんだ~」と、ちょっと不思議に思います。
中には大きな薬師如来様
神々しいばかりです。
少し張り詰めたような感じがします。
なんだか叱られそうで ちょっと怖いんです。
ちゃんと頑張れてないからかな。
講堂です。
立体曼荼羅と呼ばれる立ち位置の、たくさんの仏像が安置されています。
なんか、にぎやかで好きな形です。
大日如来様を中心に、穏やかな表情の仏さまがおられるかと思うと
力強い金剛様やお不動様がいらして
ストーリーを感じるのが楽しくなってしまします。
楽しいお話ばかりじゃないんですけどね。
生きている感じがするんです。
講堂も裏手に回ると、赤いバケツが重ねてありました。
その一つに、何やらマークがあります。
隣接する敷地の観智院で、
同じマークの付いたものがあったので伺ったところ
ガイドの方が、東寺のしるしであることを教えてくださいました。
東寺って、書いてあるのにマークまでつけるんですね。
プラスチックの赤いバケツに、昔から使われているしるしをつけて、
長くそこを守る方たちのご苦労に、
頭が下がる思いがしました。