空元気も元気!

ちょっとだけ頑張った日の記録です

父編2 介護認定からデイサービスへ

今年、2023年2月に90歳で亡くなった父のサポート、介護、葬儀、相続等の話を数回にわけてまとめようと思います

 

 

家族構成

 

父は母との2人暮らしです

子供は私ひとりです

両親は私の住まいから徒歩5分程度の所に数年前から住んでいます

 

親族とは電車で5時間程度の距離に住んでいて、それぞれ年に数回以上の交流はありません

 

 

 

2022年  夏

 

暑さで外に出ることを辞めてしまった父は、病院に行く以外の外出をしなくなりました

家の中での動きも少しづつ減り始めていました

便意はあるようでトイレの使用はあり、介護パンツの使用は一応自立した形になっていましたが頻繁な取替は難しくなってきていました

 

 

5月

部屋を分けたことに納得できず、気を悪くしたままの母が

「部屋を分けるなら、私はもう面倒見ないから掃除も自分でやりなさい」

と、言い出したことをきっかけに

父も

「黙って世話が出来ないなら俺の部屋に入って来るな」

と、売り言葉に買い言葉で応戦しました

 

もともと私は両親を近くに呼び寄せた時から「直ぐに家の掃除くらいは、私がすることになるだろう」と思っていました

部屋を分けることに賛成したのは私なので、私が父を病院に送ってから帰宅までの待ち時間に掃除をすることにしました

 

5月に部屋を分けてから月に2〜3度の通院時に掃除して、6月、7月は何とかできていたのですが

8月には病院内を歩くことが辛くなってきた父が

「車椅子を借りて、病院内の移動を助けて欲しい」

と、言い出したので掃除の時間が取れなくなりました

 

そうなると部屋は荒れ放題になり、母のお小言は増える一方です

父は目の前で私が掃除することも嫌がるようになってきて、次第に私も部屋に入れなくなっていきました

 

 

困り事は他にもありました

父は体力が落ちたためか、入浴を好む方ではなかったこともあってか、お風呂に入ろうとしなくなりました

両足に蜂窩織炎も出ていて清潔を保ちたいのですが、家族に見られたり触られたりすることを嫌がって世話をさせません

介護パンツの世話もさせません

病院に出かけるための着替えも拒否が増えてきました

 

 

私は介護サービスの利用を考えることに踏み切りました

 

 

母は金銭的な負担を心配していました

父も母もコロナ禍の状況を気にしていました

 

 

 

 

 

2022年9月

 

市の高齢福祉課へ

 

一緒に自治会役員をした方が、市役所の高齢福祉課に連絡を取るように教えてくださいました

電話連絡で必要なものを教えていただき、予約をとって市役所に出向きました

 

私が「父の認定を受けたい」と申し出ると、窓口の方が母の介護保険証も確認して

「年齢的に二人とも一緒に認定を受けた方がいい」

と、提案してくださいました

同居している二人が共に認定を受けると、家事サービス等の受けられるサービスの幅が広がるのだそうです

 

翌週には認定のための訪問を受けました

父は人とのやり取りなどは、外向けにはしっかりしています

体の動きに関しては、少しの片麻痺が出ています

 

同居家族である母は、この年の3月に胃がんの手術をしていて体調が万全では無いことから、父の面倒をみきれないことを伝えました

 

 

家族の困り事の申請は本人の聞こえない所で、今回は玄関の外で訪問員さんの聞き取り調査を受けました

 

9月の時点では

 

1、入浴をしないこと、着替えをしないこと

2、外に出ないので運動量が激減していること

3、柔らかいものしか食べなくなったので、偏食が酷いこと

 

を、お伝えしました

 

 

 

私は申請の前に、Twitterで父の介護認定を受けようとしている事を書き込んでいました

 

経験者の方々から

「何のために認定を受けたいのか考えて面談するように」

通所介護を利用したいなら、施設のサービスにつながるように伝えることが大事」

「家族には甘えが出て改善しないことも、外でなら出来ることがある…に期待していると伝える」

「家族が今以上に頑張れることがあったとしても、それを強調する必要は無い」

などのアドバイスをいただきました

ありがたかったです

 

 

 

2022年10月

 

ケアマネージャーを探す

 

10月初旬

「父、要介護1」「母、要支援1」の認定が降りて、ケアマネージャーを探すことになりました

 

改めて高齢福祉課でケアマネージャーの探し方をたずねると

「当市では、基本的に家族が自主的に探して契約することになっています」

「参考資料としてケアマネージャーが在籍する市内の事業者の一覧表をお渡しします」

と、言われて一枚の紙を渡されました

 

(同じ県内でも義実家のある市では高齢福祉課でケアマネージャーも紹介されるので、自治体ごとに事情は違うようです)

 

初めてのことでどう選んだものか分からないまま、とりあえず住所の近い事業者に電話すると「今は担当できるケアマネージャーが足りないので、他を当たって欲しい」と断られてしまいました

同じように2ヶ所ほど断られて、4ヶ所目で「私がお引き受けします」と言う方に繋がりました

 

 

10月中旬

 

予め私と話をした後、ケアマネージャーさんが父、母と面談しました

この頃には父も

「普段の状況を見てもらおう」

と、言い出していたので父の部屋の散乱はそれは酷いものでした

 

週2回程度の通所施設の利用を考えて、通所先を紹介していただくことになりました

 

ケアマネージャーさんが父の足を見て蜂窩織炎が酷くなっていたことから診断書を用意して、なるべく看護師の常駐している施設を探すように考えたいとの提案を受けました

(実際に通所するようになってから、病院から出ている薬を見た看護師さんから内々に「別の病院に変えた方がいい」とアドバイスをいただきました)

 

母が、家に人が入って家事をされることに抵抗を示したため、家事サービスの利用は提案をいただきましたが見送りになりました

 

 

この時、ケアマネージャーさんが考えていた介護施設が、コロナ患者の発生によりいくつか閉鎖になっていました

お試しで行きたいと申し込んだ所も、申し込み後に閉鎖したところがありました

受け入れ先が選べない状況になってきていました

 

 

 

10月下旬

父は入浴施設があるディサービスにお試しに出かけました

このディサービスには、お菓子や野菜を安価で購入できる売店があることが特徴です

父にはそれが面白く感じたようでした

 

お試し行った日、私は父の部屋を2ヶ月ぶりに掃除して、布団を処分し、使っていない客用布団と交換しました

 

お試しに行ったディサービスに父は通うことになりました

本人はご飯の味が薄すぎるとか、昼寝に使う布団が冷たい(電気毛布を使っていない)とか、色々文句を言いながらも翌月からその週2回お世話になることになりました

 

母が心配していたお支払いに関しては、この数年の父の小遣いと同じ程度の予算で賄えることから、納得してもらうことになりました

 

 

 

次回は、ディサービスに通い初めてからの父の変化の話です

 

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