娘です。
あのバーが開いていた時って、私は小学生だったんですよね。
いやまぁ、実際には私が生まれる前からかかっていましたけど(笑)。
ちょうど習い事の帰りで、時々送り迎えしてくれる父の車で聞いていたんです。
教授と「すぐそこの角」で会って、バーに歩いていく道すがらにいろいろ話を聞きながら、カランって鳴るベルの音と、道路の雑踏が離れていく感じがすごい好きでした。
もちろんバーの中もおしゃれで、静かでカッコいいジャズのBGMと、グラスにあたる氷の音とか、盗み聞きが始まったときの周りのざわざわ感とか、その雰囲気が好きで、全然内容は入ってこないのに大好きな番組でした。
この度、オーディオブック新装版「エンタメ」の夜明け発売記念対談として、またあのバーが開かれました。
馬場康夫さんと堀江貴文さんの対談で、「エンタメ」の夜明けのお話をメインに、ディズニーの仕掛人である堀貞一郎さんのお話と、堀江貴文さんの最近やっていることとを交えての対談です。
始まりはいつも通り、「ちょっとそこの角」で始まるのですが、今回教授と出会ったのは『スカロケの秘書』でした。
バーの雰囲気が全然変わっていないのに、そこに合わせた「いつもより大人っぽい秘書」の声がかわいくて色っぽくて、ちょっとドキッとさせられます。
昔話として、回想で登場した堀貞一郎さんと馬場康夫さんの対談を聞いていると、なんとなく聞いていた当時のことを思い出します。
私は、習い事の終わる時間とバーが開く時間とがちょうどかぶっていて、たまに父が車で迎えに来てくれる時でないと聞くことができませんでした。
それでも、私の記憶よりは頻繁に迎えに来てくれていたのだと思います。毎週聞けるほどではありませんでしたけど。
父が迎えに来てくれる日は特別で、もちろんほかの楽しみもあったのですが、あのオープニングが流れ出すと、ちょっと聞き入っていました。
盗み聞きが始まるととたんに興味がなくなってしまうので、きちんと聞いていたわけではなかったのです。でも、またエンディングに差し掛かると聞き耳を立てていました。
今考えるとおかしな話なのですが、当時の自分も盗み聞きしているところがメインなのはわかっているのに、どこか頭に入ってこなかったものです。それでも、その盗み聞きしている時の話している声が、どこかひそひそとしているような、そうでもないような感じが、本当のバーで話しているという感じがして、その空気感がお気に入りでした。
いま改めて聞くと、対談の内容も非常に面白く、どうしてあのころ興味がある年齢でなかったのか悔やまれるほどでした。
また、あのバーにお邪魔したいな。
今晩の放送は、2月12日までラジコで聞くことができます
エンタメの夜明けスペシャル~あのBarで、もう一度~ | TOKYO FM | 2019/02/06/水 20:00-20:55 http://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20190206200000