自分のことは自分でする
幼稚園生でも知っていること
「自分のことは、自分でする」
当たり前ではあるけれど、
一体どこまでが「自分のこと」なのでしょう。
兄ちゃんその2が、あれは確か小学4年生の家庭訪問の数日前のことでした。
兄ちゃん2 「おうちでお手伝いしてますか?って、聞かれてね。
クラスの子が、
『食べたお皿を流しに持っていきます。』って、言ったんだ。
それって、お手伝いじゃないよね。」
私、母 「君はどう思うの?」
兄ちゃん2 「自分のお皿をかたずけるのは、自分のことだと思う。」
母 「そうだね。うちでは歩けるようになると、
自分のお皿は自分でかたずけるよね。」
兄ちゃん2 「洗うのは『食洗器が壊れないように準備がいるから』って、
今は母がしているけど、
できるようになったら自分でやることだと思う。」
母 「うん。なるほど」
兄ちゃん2 「『洗濯物たたみます』って、言ってた子は、
家族の分も全部たたむって言ってたから、
それはお手伝いだと思う。」
母 「君は「『自分の分』は、たたむよね。」
兄ちゃん2 「うん。自分のだから、お手伝いじゃない。」
母 「洗濯物を洗うのは、
午前中みんながいない時間に母はうちにいるから、母がしてる。
干すのも同じ。
これは?」
兄ちゃん2 「母がみんなのお手伝いをしてる。」
母 「そうも言えるけど、いっぺんにした方が経済的なの。」
兄ちゃん2 「経済的?」
母 「水も電気も、洗剤もいっぺんにした方が少なくて済むってこと。
家族の大事なお金を、無駄使いしたくないでしょう?」
兄ちゃん2 「うん。地球にも負担が減らせる。」
母 「洗濯物を取り込む時間、母は仕事でいないよね。
どうするのがいいと思う?」
兄ちゃん2 「乾いたころ帰ってきた人が、取り込むのがいい。」
母 「そうしてくれると、みんなが助かるね。」
兄ちゃん2 「自分のことをするのは、当たり前だけど
家族が助かることをするのが『お手伝い』だね。」
母 「うちでは、そう考えてくれると助かるな。
よそのおうちでは、考え方が違うかもしれないけれどね。」
兄ちゃん2 「家族のルールってことだね。」
母 「そうだね。」
数日後、家庭訪問で先生から
「お手伝いは、させないのですか?」
と、聞かれたので上記のやり取りをお話しました。
クラスメートの話を聞きながら、考え込んでしまったようだともお話しました。
話をした後の兄ちゃんその2は、
洗濯物の取り込みや(たたむことは、自分の分だけでしたが)
ついでの買い物、
カレーを食べたいときは家族の分まで作る
等々、
気が付いたことをしてくれるようになりました。
つい最近、19歳娘と同じような話をしました。
「家事をすることを、あまり嫌がらなかったね。」と言ったら
19歳娘 「自分の分くらいはしなさいって、言われてたから。」
自分のことをやっていると考えるか、
人の仕事を手伝っていると考えるかで
モチベーションもずいぶん違うようです。
ただし、
兄ちゃんその2も19歳娘も、とっても口がうまいので
「母が作る〇〇が食べたいなあ。」
と、上手に私に家事をさせます。
で、やらされる私も、つい
「しょうがないなあ。」
と言いながら、ホイホイやってしまうわけです。
今日、こんな動画を見ました。
同じことを考えている人がいたことに、
ホッとしました。
皆さんは、どう、お考えですか?