私の友人から
使っていない2LDKのマンションを貸し出すのにはどうしたらいいか
と、相談を受けたので
私が元自宅マンションを貸し出した経験からの2回目です。
リフォームの話の前に
しばらく誰も住んでいなかったおうち、
結構傷んでいますよね。
何十年も住んでいた家も傷んできますけど、
人がいなくなると、使ったわけでもないのに「なぜ?」と言いたくなるほど
あちこち傷んできます。
貸し出すならリフォームをと思うのは当然といえば当然です。
でも、とりあえず一度、自力でお掃除してみましょう。
おうちのクリーニング
日常と同じ程度か、
頑張れるなら大掃除レベルを、やってみます。
空気を入れ替えて、窓ガラスの曇りが取れると
「ん?」
というレベルで感じが変わります。
天井や壁のほこりが落ちると
「あら!」
となります。
ほうきでごみを取り除き、掃除機をかけると
「こういう家だったんだなあ」
と、思い出せます。
取り換えレベルなら無理することはありませんが
余力があるなら換気扇のお掃除も
自力でやると予算の節約になります。
ここまで来てからリフォーム箇所を考え始めましょう。
窓枠のゆがみは調整すればすむレベルなのか、取り換えが必要か
天井までリフォームが必要なのか
床は張り替えるのか
などの見直しにもなります。
「ここは、もっときれいお掃除すればいいかな」
も見つかります。
リフォーム終了後にハウスクリーニングのプロの力を借りることを
予算にいれておくといいと思います。
業者さんによっては、予定に入れている場合もありますので
お掃除の相談もしてみましょう。
リフォーム相談(不動産屋さんと)
お客様を紹介してくださる不動産屋さんに
最低限、どうなっているとお客様に紹介しやすいかを
細かく訪ねてみましょう。
自分とは違う視点で提案をくださるかもしれません。
ぜいたくを言い出すときりがないのがリフォームなので
あくまでも参考程度にお伺いしましょう。
「予算に限りがあるので、なかなか難しいのですが頑張ります。」
とお話するといいのではないかと思います。
水周りのリフォーム 浴室
今回、私の友人が心配しているのはお風呂。
最高級のリフォームはユニットバスを入れてしまうことですが、
1 ガス器具のみの取り換え
2 湯船の取り換え
3 床面のはりかえ
4 鏡の取り換え
5 壁の塗り替え
など、部分的なリフォームもできます。
意外と好評なのが、鏡の取り換え。
一番安価なリフォーム部分なので、考えてみてくださいね。
水周りのリフォーム キッチン
水周りは生活するのにどうしても重要な部分ですよね。
キッチンもどの程度のリフォームを施すかなやむところです。
給排水などに問題がないか、まず確かめてください。
使っていない家は、思わぬ給排水の不備が時々見つかるものです。
給排水さえ大丈夫なら
あとはどの程度のお化粧をするかです。
システムキッチンを入れる
公団用と呼ばれるシンク、調理台、ガス台を入れる
扉にカッティングシートをはる
壁にキッチンパネルを張り付ける
換気扇を取り換える
などの方法があります。
床も汚れが目立つところなので、考えてみてください。
リビングで派手なことをするのは嫌がられることもありますが
キッチンは明るく清潔感があれば面白がってもらえます。
クッションフロアで遊んでみるのもいいかもしれません。
システムキッチンのガステーブル、
かっこいいのですが故障したときの修理費がかさみます。
公団式にしてガステーブルを電気屋さんで購入した方が
壊れたとしても安価で済みます。
場合によっては入居者様に用意していただくこともできると思います。
換気扇は程度にもよりますが
プロにお掃除を頼んだ方が取り換えるよりいい場合もあるので
一度リフォーム業者さんに相談してみることをおすすめします。
水周りのリフォーム トイレ
トイレのリフォームは
便器ごとの取り換え
床、壁のリフォーム
ウォシュレット取付
ペーパーホルダーの取り換え
などがあります。
狭い場所なので、壁紙などで特徴を作れる場所です。
一番価格の安い壁紙から、
ちょっと珍しい、楽しい壁紙を選んでみてもいいですね。
便器のくすみはお客様が結構気にするところなので、
ピカピカに磨いておくことをおすすめします。
器具が故障したとき、貸し手がお金を出して修理することになるので
ウォシュレット取付は悩むところですが、
賃貸の貸し出しサイトを見ると、設備の欄に
「ウォシュレットあり」の欄があるので
需要はかなりあるようです。
予算に余裕があるなら考えてみましょう。
ペーパーホルダー交換は素人でもできるので
ホームセンターで清潔感のあるものを購入して
取り換えるのもいいと思います。